Second Royal Records

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2012.03.12

NEW HOUSEファースト・フル・アルバム『Burning Ship Fractal』遂に発売!

3/14はNEW HOUSE初のフル・アルバム『Burning Ship Fractal』の発売日です!デビュー・ミニ・アルバム『Want Alone But Help Me』から約2年、前作から衝撃的な変化と大きな進化を果たした彼らの今をこの作品で感じて頂ければ思います。サウンド面を支えてくれたレコーディング・エンジニアは、SHAKKAZOMBIEのトラックメイカー、アレンジャー、プロデューサーTSUTCHIE氏。メンバーからの強い希望で実現、バンドが新たに提示するモードをこれ以上無いくらい最高の形で楽曲に落とし込んでくれました。メンバーとその友人達でデザインしたパッケージも必見、ぜひお手に取ってその質感を感じて頂ければと思います。全曲試聴可能なトレーラーをYouTubeにアップしましたので以下からどうぞ!メンバーによるカットアップです。



アルバムから"Cold Water"と"Small World"の2曲がフル試聴できるのでこちらもぜひ!





ライブに関しては6月~7月にリリース・ツアーも決定していますが、まずは3/31(土)開催のNEW HOUSE自主企画へ!イベント・タイトルはアルバム同名『Burning Ship Fractal』。今回が4回目、メンバー自ら全てブッキングしている共演者にもご注目ください!

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2012.03.31(土)
「Burning Ship Fractal #4」
会場:渋谷HOME Open 24:00

LIVE:
NEW HOUSE / beta panama / YETII / HNC
DJ:
DJ WILDPARTY / gentarouZ / U-Hey!

前売1,500円 当日2,000円
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最後に、田中亮太くんが書いてくれた素晴らしいレビューを掲載したいと思います。

ぶっちゃけ最初に聴いた時は全くわけがわからなかった。デビュー・ミニ・アルバムにあたる前作から2年半、遂に完成へと至ったニュー・ハウスのファースト・アルバム。2、3年前に彼らが鳴らしていた快活なインディ・ギター・サウンド、歯切れのよいアップテンポのビートは、もはや面影もない。時にベタ塗りで時に細やかな点描で、思い思いにサウンドへと色をつけていくフリーキーなギター。もはやトロピカルやトライバルといった、わかりやすい記号的グルーヴでなく、ビートを築きあげていくミステリアスなリズム・アンサンブル。さらに、右の耳から左の耳へと音が流れていくようなエフェクトや、歪んだブレイクビーツ・ドラムなど、アルバム中ではエレクトロニクスも百花繚乱している。確かにバンドが演奏してはいるが、少なくともこの日本において、彼らの音楽はロックとされないだろう。そして、奇妙に踊れるサウンドであり、実際、変な踊りをしたくなる音楽であるが、いわゆるダンス・ミュージックではない。おそらく、僕のような以前から彼らを知る人間でなくても、多くのリスナーの耳を当惑させるだろう。「なんたる奇形の音楽!」と。だが、驚くことに、アルバムの曲が進むにつれ、そしてまた再生する度に、このミュータンテイックなサウンドのそこかしこに、不思議と愛らしさや可愛さや感じはじめ、なんと言うことか、チャーミングなポップス音楽として聴こえてくるのだ。複数人のコーラスを多用したメロディの華やぎ、ボーカリスト三橋の持つ歌声のメロウネスが、その印象を牽引している。そして、その魅力の一端に触れたが最後、音楽の背後にいる、5人のただの若者の姿がありありと輪郭を帯びはじめた。もちろん、ただのと呼ぶには、やや個性的な若者たちかもしれないが。思えば、ここ3年、頻繁にではないが、彼らのライヴを度々観るにつけ、バンドは先を急ぐように独自のサイケデリアへと志向を深めていっていた。時折演奏の体力がアイデアに追いついていない時もあったが、この時間のかかったスタジオ・アルバムで、現実を理想へと追いつかせたような、彼らだけの音楽を完成させたことを称賛したい。世界のどこにだって、こんな音楽はない。これぞ世界が発見したいジャパニーズ・ミュージックではないだろうか。地球のあちこちで、驚かれ首傾げられ、そして愛されればいいと思う。

Club Snoozer 田中亮太

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